虫歯が神経まで進んで痛くなってから歯科医院に駆け込むと、神経を抜く治療が行われます。歯の内部で細菌に感染した神経や血管が束になった歯髄を取り除いて、充填じゅうてん 剤で密封。「 抜ばつ 髄」とか、「 根管こんかん 治療」と言ったりします。奥歯だと根が複数の股に分かれているので1回では終わらず、2、3回は通うことが多いですね。
この治療、痛みが取れれば、とりあえずはOKと思ってしまいますが、その後に問題を抱えてしまうことが少なくありません。
細菌を含んだ組織の取り残しなどで、治療後に根の先端から歯茎の周囲に感染が広がってしまうのです。
根の治療後をエックス線写真で調べると、なんと4~6割に陰影が見えるという大学病院の報告もあります。
歯科治療は細菌との闘い…ラバーダムは「必須」だが
「口の中は細菌を含んだ唾液があふれているわけですから、唾液が上がってこないようにラバーダムを必ず使います。根の内部を洗う薬剤が体に入るのも防いでくれます」と宇井さん。ラバーダムを使用しないと治療の成功率が下がるという研究報告もあり、宇井さんだけではなく根の治療を専門に学んだ歯科医は「必須」と声を合わせます。
そして、もうひとつ。治療で顕微鏡を使うかどうか。20倍ぐらいの歯科顕微鏡を使うと、歯の根の中を拡大して見ながら治療ができます。顕微鏡を使わない一般的な治療では、歯の内部は見えないので、手の感覚で歯の根の中を探るわけです。
「神経を抜く歯内療法はうまくいかないから『しない』方がいいでしょ。だから『しない療法』って言うんですよ」と、虫歯外来を担当する親しい歯科大学教授が「なんちゃって歯内療法」をシャレにしていました。
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20190221-OYTEW341667/
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Source: ダイエット速報@2ちゃんねる
【健康】歯の神経を抜く治療、なぜ半数がトラブル?