アゼライン酸は化粧品にするのが難しい
アゼライン酸は化粧品にするのが実は難しい成分です。
アゼライン酸自体はパウダー状の原料なので、化粧水のように水に溶かすことが非常に難しいためクリーム製剤にする形で売られています。
化粧水のような液体の方がスキンケアとして使いやすいということもあり、 その場合はアゼライン酸の分子を切って誘導体という形にして化粧水に入れたりしているようです。
逆に言えば分子が細かくなった分、肌に浸透しやすく、ただ分子を変形させるということはどんどんアゼライン酸本来の形状と離れたものになっていくため、利点としては化粧水のように軽い感じで使えるというのはありますが、 欠点としてはピュアなものよりは効果は劣るだろうと思います。
おすすめはアゼライン酸20%配合
クリニックでおすすめしているアゼライン酸クリームは配合濃度20%のものです。 研究や論文で効果があると立証されているものは20%での結果が多く、ニキビや赤ら顔の治療効果を高めたいのであれば なるべくそれに近い濃度のものを選ぶと良いと思います。 20%にもなるとクリーム製剤になりますので、場合によってはニキビ予防としてアゼライン酸誘導体を使用した化粧水などを毎日のスキンケアで使用するのも十分でしょう。
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