都内のエンタメ関連企業に勤務する石井さん(仮名、30代女性)は、子供の頃からかき氷が好きだったが、本格的にかき氷を食べ歩くようになったのは、数年前からだと振り返る。
「夏になると毎年必ず、ファミレスやカフェチェーンのかき氷を食べるくらい、かき氷が好きだったんです。さらに2015年くらいに台湾かき氷が流行ったあたりから、いろいろ食べ歩くようになりました」(石井さん・以下同)
昨年の夏は新型コロナウイルス感染拡大にともなう緊急事態宣言や、まん延防止等重点措置が発令されていたため、営業時間を制限していた飲食店が多かった。しかし、今年の夏は多くの飲食店が通常営業に戻していることから、新しいかき氷を発見する機会も増えたという。
「今年は新しいお店も増えているし、高級かき氷のジャンルに新参入するお店も増えている印象です。仕事の合間を見つけては、毎日スマホでおいしそうなかき氷を検索しています」
■3000円のかき氷を注文するには勇気がいる
石井さんが好んで食べているのは、“お茶系”のかき氷だ。
「フルーツがたくさん乗っているタイプのかき氷も好きですが、特にお気に入りなのが、抹茶やほうじ茶のかき氷です。和風のカフェ以外に、ホテルなんかに行って食べることもあります。値段は1000円くらいから2000円くらいのものが多いですが、なかには3000円クラスのものもあって、それを注文するときはさすがに勇気がいりますね」
ファミレスやカフェチェーンで出されるかき氷は、600円から800円くらいのものが多い。1000円から2000円くらいのものでも、十分高級に感じる。
「3000円クラスのかき氷が当たり前のように売られているからか、1500円くらいまでなら特に躊躇なくお金を出してしまいます。でも、ランチで700円くらいの定食を食べてから、別のカフェに移動してデザートとして1500円のかき氷を食べたときは、“金銭感覚がバグってきたな”と自分でも思いました(笑)」
■かき氷とラーメン、専門家が指摘する共通点
基本的には“デザート”のカテゴリーに入るはずのかき氷だが、最近は、チーズ、トマト、ポテト、コーンなどを使用した“食事系”のかき氷も増えている。そういった多様化するかき氷について、飲食業界に詳しいライターの小浦大生氏は、「ラーメンのようになってきている」と話す。
「ラーメンはスープの種類で大まかなジャンル分けがなされて、そこから麺の種類やトッピングなどで細分化されています。かき氷もまた、フルーツ系、抹茶・ほうじ茶系、食事系などの大まかなジャンルがあり、そこからトッピングなどで細分化されている。
さらに、600円から800円くらいのリーズナブルなものもあれば、1000円、2000円以上の高級なものもあるというのも、かき氷とラーメンの共通点だと思います。そして、オーソドックスなものが愛されている一方で、斬新なアイデアから作り出される新機軸が常に生み出されているのも、共通点と言えるでしょう。今後はかき氷もラーメンのように、独自の文化を築いていくのではないでしょうか」(小浦氏)
日本の夏の風物詩でもある、かき氷。高級化路線だけに留まらず、今後は多様な進化を遂げていくのかもしれない。
マネーポストweb2022年8月12日 15:00
https://www.moneypost.jp/937217
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Source: ダイエット速報@2ちゃんねる
【悲報】かき氷、高級化するwwwwwwwwww