調査「18年度鶏肉調製品の生産および流通実態調査」は18年12月~19年1月に実施。18年のサラダチキンの販売動向について、食肉メーカーや輸入業者の計17社からアンケートで回答を得た。
サラダチキンの取扱量を指数で見ると、18年は126と拡大した。健康志向の消費者中心に根強い需要がある。食肉メーカーは新しい風味や切り落としタイプなど、多様な商品の開発に力を入れ、区別化を進めた。
ソーセージのような形状に加工したスティックタイプが18年に指数184と急成長した。「ブロックタイプの市場は成熟期に入った」と指摘する声が食肉業者からあり、簡便性を高めた商品の需要が広がった。19年の指数は247の見込み。
販売先はこれまでコンビニ中心だったが、スーパーへ販路が広がった。販売先(金額ベース)はスーパーが42%と前年比で5ポイント増え、コンビニは55%と5ポイント減った。19年は食品の取扱量が増えているインターネット通販やドラッグストアへ、販売先が広がる見込みだ。
原料原産国(金額ベース)では、輸入が6割を占めた。タイ産が前年比で3ポイント増の53%、中国産など「その他」は4ポイント減の6%だった。一方、国産は1ポイント増の41%。原料原産国の選定理由(複数回答)は「一定量を安定的に確保できる」(79%)が最多だった。「調達コストが安い」(36%)との声もあり、安価な輸入を頼る傾向が見られた。
食肉業者が直近2年間で力を入れた取り組み(同)は「販路拡大」(59%)や「食べ方提案」(53%)などが上位だった。需要の少ない冬場のレシピ提案など「安定した通年販売への工夫が必要」との課題が浮かび上がった。
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Source: ダイエット速報@2ちゃんねる
【食】サラダチキン、取り扱い大幅増!!ただ原料の6割は安価な輸入頼りに…