韓国語で「お金ください」と言いたいとき、どんなフレーズを使えばいいのでしょうか。答えは「돈 주세요(トン ジュセヨ)」です。短くて覚えやすい言葉ですが、実は発音に大きな落とし穴があります。
この記事では、韓国語「お金ください」の正しい発音を丁寧に解説します。あわせて、相手との関係に合わせた丁寧な言い方も紹介します。「貸してください」「お小遣いください」などの関連フレーズもまとめました。読み終えるころには、安心して使えるようになっているはずです。なお、本記事は2026年時点の情報です。ここで紹介する表現は現在もそのまま使えます。
- 韓国語で「お金ください」とは?基本フレーズ「돈 주세요」の意味
- 「トンジュセヨ」の発音はなぜ難しい?「똥」と聞き間違えられる理由とは
- 「お金ください」の丁寧さレベル別の言い方とは?
- 「お金ください」はどんな場面で使うのが自然?
- 「お金を貸してください」と言いたいときの韓国語とは?
- 「お小遣いください」「お年玉ください」は韓国語で何と言う?
- 買い物・会計で役立つ「〜ください」フレーズとは?
- K-POPや推し活で見かける「トンジュセヨ」の意味とは?
- 「お金ください」を使うときの3つの注意点
- 「お金」にまつわる韓国語の関連単語とは?
- 「돈 주세요」と言われたときの返し方とは?
- FAQ:韓国語「お金ください」に関するよくある質問
- まとめ:韓国語「お金ください」は発音と丁寧さの使い分けが鍵
韓国語で「お金ください」とは?基本フレーズ「돈 주세요」の意味
まずは基本から確認します。「お金ください」は韓国語で「돈 주세요」と書きます。読み方は「トン ジュセヨ」です。たった2つの単語でできています。それぞれの意味を分解して見ていきましょう。
「돈(トン)」=お金の意味と語源
「돈(トン)」は韓国語で「お金」を意味する最も基本的な単語です。日常会話で「お金」と言えば、ほぼこの「돈」が使われます。フォーマルでもカジュアルでもない、中立的な言葉です。
日本語の「金」にあたる漢字語「금전(クムジョン)」もあります。ただし、こちらは書き言葉やビジネス文書向きです。会話で使うと少し硬い印象になります。迷ったら「돈」を使えば間違いありません。
「주세요(ジュセヨ)」=くださいの意味
「주세요(ジュセヨ)」は「ください」を意味します。動詞「주다(ジュダ/あげる・くれる)」の丁寧な依頼形です。物をお願いする場面全般で使えます。
たとえば「이거 주세요(イゴ ジュセヨ)」なら「これください」です。「〇〇 주세요」の形を覚えると、応用がどんどん効きます。「お金ください」はその代表的なパターンの1つです。
ハングル表記とカタカナ読みの対応
表記と読みを整理しておきます。カタカナはあくまで目安です。実際の音はハングルの発音ルールに従います。
| 日本語 | ハングル | カタカナ読み |
|---|---|---|
| お金 | 돈 | トン |
| ください | 주세요 | ジュセヨ |
| お金ください | 돈 주세요 | トン ジュセヨ |
「トン」と「ドン」のどちらで書かれることもあります。語頭の「ㄷ」は日本語のタ行とダ行の中間のような音だからです。どちらのカタカナも同じ単語を指しています。
「トンジュセヨ」の発音はなぜ難しい?「똥」と聞き間違えられる理由とは
「돈 주세요」は発音を間違えると大変です。よく似た単語「똥(ットン)」は「うんち」を意味します。つまり発音次第で「うんちください」に聞こえてしまうのです。ここでは間違いを防ぐポイントを解説します。
平音「돈」と濃音「똥」の発音の違い
「돈」の「ㄷ」は平音と呼ばれる音です。息を軽く出しながら、力まずに発音します。一方「똥」の「ㄸ」は濃音です。喉を締めて、息をほとんど出さずに「ッ」を前に付けるように発音します。
日本語話者は力んで発音しがちです。力むと濃音に近づきます。「トン」を強く言うほど「똥(うんち)」に聞こえやすくなるのです。これが最大の落とし穴です。
日本人が間違えやすいポイント
日本語には平音と濃音の区別がありません。だから耳で聞いても違いが分かりにくいのです。「はっきり伝えよう」と意識するほど、音が詰まって濃音化します。
実際に、韓国で「トンジュセヨ」と言ったつもりが笑われた、という体験談は珍しくありません。芸能人が番組内で言い間違えて話題になった例もあります。間違えても大惨事にはなりませんが、笑いは覚悟してください。
ネイティブに正しく伝えるコツ
コツは「脱力」です。「돈」の「ト」を、ため息を混ぜるくらい軽く発音してみてください。ふわっと息が漏れる感じで十分です。
もう1つのコツは、母音を「オ」に寄せることです。「돈」の母音「ㅗ」は唇を丸めた「オ」です。「トン」より「トーン」と少し伸ばす意識を持つと自然に聞こえます。文脈があれば多少の誤差は伝わります。怖がらずに口に出すことが上達への近道です。
「お金ください」の丁寧さレベル別の言い方とは?
同じ「お金ください」でも、相手によって言い方を変える必要があります。韓国語は日本語と同じく敬語が発達した言語だからです。ここでは3つのレベルに分けて紹介します。使う相手をイメージしながら読んでみてください。
友達・恋人へのタメ口「돈 줘(トン ジョ)」
「돈 줘(トン ジョ)」は「お金ちょうだい」にあたるタメ口です。「줘(ジョ)」は「주다」のくだけた形です。親しい友達、恋人、兄弟の間で使われます。
助詞を入れて「돈을 줘(トヌル ジョ)」とも言えます。意味は同じです。タメ口なので、目上の人には絶対に使わないでください。関係を壊しかねません。
標準的な丁寧形「돈 주세요」
「돈 주세요」は「です・ます」レベルの丁寧形です。家族や顔見知りに対して幅広く使えます。旅行会話の「〇〇 주세요」と同じ形なので、覚えやすいのも利点です。
ただし丁寧形とはいえ、要求としてはストレートです。日本語で「お金ください」と面と向かって言う場面を想像してみてください。丁寧な形でも、内容そのものは直球のお願いだと意識しておきましょう。
より柔らかい「돈 좀 주시겠어요?」
もっと柔らかく伝えたいときは「돈 좀 주시겠어요?(トン ジョム ジュシゲッソヨ)」が便利です。「좀(ジョム)」は「ちょっと」を意味するクッション言葉です。「주시겠어요?」は「くださいますか?」にあたる依頼表現です。
丁寧さを比較すると次のようになります。
| 表現 | 丁寧さ | 使う相手 |
|---|---|---|
| 돈 줘 | タメ口 | 友達・恋人・年下 |
| 돈 주세요 | 丁寧 | 家族・知人 |
| 돈 좀 주시겠어요? | より丁寧 | 目上・改まった場面 |
「좀」を1語足すだけで印象は大きく変わります。迷ったら「좀」を入れると覚えておくと安心です。
「お金ください」はどんな場面で使うのが自然?
フレーズを覚えても、使う場面が分からないと不安ですよね。実は「돈 주세요」が自然に登場する場面は限られています。ここでは代表的な3つのシーンを紹介します。それぞれのニュアンスの違いに注目してください。
家族にお小遣いをねだる場面
いちばん多いのは家族間のやり取りです。子どもが親に「엄마, 돈 주세요(オンマ、トン ジュセヨ/お母さん、お金ください)」とねだる場面は定番です。韓国ドラマでもよく見かけます。
親しい間柄なら「돈 줘」で十分です。甘えたトーンで言えば「お金ちょうだいよ」という響きになります。声のトーンで甘えにも催促にもなるのが面白いところです。
冗談・ネタとして使う場面
友達同士の冗談としてもよく使われます。何かを手伝ったあとに「돈 줘」と笑いながら言う、といった具合です。日本語の「はい、手数料ちょうだい」に近い感覚です。
SNSでもネタとして人気があります。かわいく両手を差し出しながら「돈 주세요」と言うポーズは定番の1つです。本気の要求ではなく、笑いを取るためのフレーズとして使われることが多いのです。
立て替えたお金を返してほしい場面
実用的な場面もあります。割り勘の精算や立て替えの回収です。ただし、いきなり「돈 주세요」だけだと少しぶっきらぼうです。
「어제 그 돈 주세요(オジェ ク トン ジュセヨ/昨日のあのお金ください)」のように、何のお金かを添えると自然になります。「返して」と言いたいなら「돌려주세요(トルリョジュセヨ)」という専用の表現もあります。使い分けられると会話の精度が上がります。
「お金を貸してください」と言いたいときの韓国語とは?
「ください」と「貸してください」は似ているようで別物です。韓国語でもはっきり区別します。ここを混同すると、あげたつもり・借りたつもりのすれ違いが起きます。お金のトラブルを避けるためにも、正確に覚えておきましょう。
「돈 빌려주세요(トン ピルリョジュセヨ)」の意味
「貸してください」は「빌려주세요(ピルリョジュセヨ)」です。動詞「빌리다(ピルリダ/借りる)」に「주다」が付いた形です。「돈 빌려주세요」で「お金を貸してください」になります。
「돈 주세요」との違いは返す前提があるかどうかです。「주세요」はもらう、「빌려주세요」は借りる。この1点だけ押さえれば混乱しません。
「좀」を挟んで柔らかくする言い方
お金を借りるお願いはデリケートです。だからこそクッション言葉「좀」が活躍します。「돈 좀 빌려줘(トン ジョム ピルリョジョ)」なら「ちょっとお金貸して」という軽い響きになります。
丁寧に頼むなら「돈 좀 빌려주시겠어요?」です。金額を先に伝えるのも韓国では自然な流れです。「만 원만 빌려줘(マヌォンマン ピルリョジョ/1万ウォンだけ貸して)」のように「〜だけ」を付けると頼みやすくなります。
「返します」を伝える「갚을게요」
借りたら返す意思も伝えたいですよね。「返します」は「갚을게요(カプルケヨ)」です。動詞「갚다(カプタ/返す・報いる)」の意志形です。
「다음 주에 갚을게요(タウム チュエ カプルケヨ/来週返します)」のように期限を添えると信頼されます。「빌리다(借りる)」と「갚다(返す)」はセットで覚えるのがおすすめです。
「お小遣いください」「お年玉ください」は韓国語で何と言う?
お金を「もらう」場面の代表がお小遣いとお年玉です。韓国にも両方の文化があります。専用の単語があるので、「돈」より具体的に伝えられます。家族との会話や韓国文化の理解に役立つ表現です。
お小遣い=「용돈 주세요(ヨントン ジュセヨ)」
お小遣いは「용돈(ヨントン)」です。「용(用)」+「돈(お金)」で「使うためのお金」という成り立ちです。「용돈 주세요」で「お小遣いください」になります。
タメ口なら「용돈 줘(ヨントン ジョ)」です。韓国では社会人になった子どもが親に용돈を渡す文化もあります。용돈は「もらう」だけでなく「あげる」方向にも使う単語なのです。
お年玉=「세뱃돈 주세요(セベットン ジュセヨ)」
お年玉は「세뱃돈(セベットン)」と言います。「세배(セベ)」は旧正月に目上の人へする新年の挨拶です。その挨拶のあとにもらうお金だから「세뱃돈」です。
韓国のお正月は旧暦で祝います。「세뱃돈 주세요」は旧正月の子どもたちの定番フレーズです。挨拶とセットでもらうのが日本のお年玉との違いです。文化の背景ごと覚えると忘れにくくなります。
家族間での自然な使い方と例文
家族間では、かわいく甘えるニュアンスで使われることがほとんどです。例文をいくつか挙げます。
- 엄마, 용돈 좀 주세요.(お母さん、お小遣いちょっとください)
- 아빠, 세뱃돈 주세요!(お父さん、お年玉ください!)
- 용돈 다 썼어요.(お小遣い全部使っちゃいました)
どれも日常でそのまま使える形です。「좀」を入れるとおねだり感がやわらぐのは、ここでも同じです。
買い物・会計で役立つ「〜ください」フレーズとは?
「주세요」の使い方が分かると、旅行会話が一気に広がります。買い物や食事の場面は「〜ください」の連続だからです。ここでは韓国旅行で出番の多い3フレーズを紹介します。「돈 주세요」で覚えた形がそのまま活きます。
「이거 주세요(これください)」
「이거 주세요(イゴ ジュセヨ)」は「これください」です。「이거(イゴ)」は「これ」を意味します。欲しい物を指差しながら言うだけで注文が完了します。
屋台でも食堂でもコンビニでも使えます。旅行会話で最初に覚えるべき万能フレーズと言っていいでしょう。発音も簡単なので、初日から実戦投入できます。
「계산해 주세요(お会計お願いします)」
会計を頼むときは「계산해 주세요(ケサネ ジュセヨ)」です。「계산(ケサン)」は「計算・会計」を意味します。食事を終えてレジへ行くとき、店員さんが気づかないときに使います。
韓国では伝票を持ってレジで支払うスタイルが主流です。テーブル会計の店は多くないので、レジに向かいながらこのフレーズを使うと自然です。
「영수증 주세요(レシートください)」
レシートが欲しいときは「영수증 주세요(ヨンスジュン ジュセヨ)」と言います。「영수증(ヨンスジュン)」が「レシート・領収書」です。韓国ではレシートを渡されないことがあるため、覚えておくと安心です。
金額の確認やトラブル対応にレシートは役立ちます。海外旅行保険の手続きで必要になる場合もあります。もらう習慣をつけておいて損はありません。
K-POPや推し活で見かける「トンジュセヨ」の意味とは?
「トンジュセヨ」をSNSやファンダムで見かけた人も多いはずです。検索のきっかけがK-POPだった、という人もいるでしょう。ここではネタとしての「돈 주세요」がどう使われているかを紹介します。意味が分かると推し活がもっと楽しくなります。
SNS・ファンダムでのネタ的な使われ方
SNSでは「돈 주세요」が自虐ネタや共感ネタとして流通しています。「推しのグッズが多すぎてお金が足りない。誰か돈 주세요」という使い方が典型です。本気の要求ではありません。
日本語の「誰かお金ください(切実)」と同じテンションです。お金が飛んでいく推し活あるあるを笑いに変える言葉として定着しています。
バラエティ番組やアイドルの発言例
韓国のバラエティ番組でも、手を差し出して「돈 주세요」とおどける場面はお約束です。罰ゲームやご褒美のやり取りで頻出します。アイドルがファンとのやり取りで冗談めかして使うこともあります。
日本の芸能人が韓国で「トンジュセヨ」を発音し間違えて笑いになった、というエピソードも知られています。番組の字幕で見かけたら、発音にも注目してみてください。平音と濃音の違いを聞き取る練習になります。
ネタとして使うときの空気の読み方
ネタとはいえ、使う相手と場面は選びましょう。親しいファン仲間との会話なら問題ありません。一方、初対面の人や韓国人の知人にいきなり言うと、本気のお願いと誤解される可能性があります。
冗談だと伝わる関係性があってこそ成立するフレーズです。笑顔やスタンプとセットで使うと、ネタであることが伝わりやすくなります。
「お金ください」を使うときの3つの注意点
便利な「돈 주세요」ですが、使い方を誤ると気まずい思いをします。お金が絡む言葉だからこそ、注意点を先に知っておきたいところです。ここでは特に大事な3つを挙げます。どれも今日から意識できることばかりです。
1. 目上の人や初対面には直接的すぎる
「돈 주세요」は丁寧形でも要求がストレートです。目上の人や初対面の相手に使うと、ぶしつけな印象を与えます。韓国は上下関係の言葉遣いに敏感な文化です。
どうしても頼む必要があるなら「죄송하지만(チェソンハジマン/申し訳ありませんが)」を前に置きましょう。クッション言葉なしの金銭要求は避ける。これが大原則です。
2. 発音ミスで別の単語に聞こえる
すでに触れたとおり、「돈」は「똥(うんち)」と紙一重です。力んだ発音は濃音に聞こえます。真剣な場面で言い間違えると、締まらない空気になってしまいます。
対策はシンプルです。軽く、息を混ぜて、伸ばし気味に。この3点を意識するだけで誤解の確率はぐっと下がります。
3. 金銭の話題自体がデリケートな場面がある
言い方が正しくても、お金の話題そのものが不適切な場面はあります。仕事関係やあまり親しくない間柄では、金銭のお願いは慎重になるべきです。これは日本でも韓国でも変わりません。
冗談として使う場合も、相手の経済状況によっては笑えないことがあります。フレーズの正しさより、関係性と場面の見極めが先です。言葉はあくまで道具だと考えましょう。
「お金」にまつわる韓国語の関連単語とは?
「돈」を軸に語彙を広げると、会話の幅が一気に広がります。支払い、稼ぐ、貯めるなど、お金の話題は日常に溢れているからです。ここでは関連単語を3つのグループに分けて整理します。まとめて覚えると効率的です。
현금・카드など支払いに関する単語
支払いの場面で使う名詞をまとめます。旅行中に見聞きする頻度が高い単語ばかりです。
| 韓国語 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| 현금 | ヒョングム | 現金 |
| 카드 | カドゥ | カード |
| 지갑 | チガプ | 財布 |
| 잔돈 | チャンドン | 小銭・おつり |
| 영수증 | ヨンスジュン | レシート |
「현금으로 할게요(ヒョングムロ ハルケヨ)」で「現金で払います」です。韓国はカード決済が主流の社会なので、「카드 돼요?(カードゥ トェヨ/カード使えますか)」も覚えておくと便利です。
벌다・모으다・쓰다などお金の動詞表現
「돈」と相性のいい動詞を押さえましょう。組み合わせるだけで表現が増えます。
| 表現 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| 돈을 벌다 | トヌル ポルダ | お金を稼ぐ |
| 돈을 모으다 | トヌル モウダ | お金を貯める |
| 돈을 쓰다 | トヌル スダ | お金を使う |
| 돈을 빌리다 | トヌル ピルリダ | お金を借りる |
| 돈을 갚다 | トヌル カプタ | お金を返す |
「돈이 없어요(トニ オプソヨ)」は「お金がありません」です。「돈+助詞+動詞」の型で覚えると、文を自分で組み立てられるようになります。
ウォンの数え方と漢数詞の基本
韓国の通貨は「원(ウォン)」です。金額は漢数詞で数えます。1は「일(イル)」、2は「이(イ)」、3は「삼(サム)」です。
1万ウォンなら「만 원(マヌォン)」と言います。日本語と違い「일만(イルマン)」とは言いません。「万」の前の「1」は省略するのがルールです。買い物で金額を聞き取るときに必ず役立つ知識です。
「돈 주세요」と言われたときの返し方とは?
逆に「돈 주세요」と言われたら、どう返せばいいのでしょうか。冗談への切り返しを知っておくと、会話がテンポよく続きます。あげる・断る・かわす、の3パターンを用意しておきましょう。どれも短いフレーズです。
あげるとき「줄게(ジュルケ)」
あげる意思を伝えるなら「줄게(ジュルケ/あげるよ)」です。丁寧に言うなら「줄게요(ジュルケヨ)」になります。「용돈 줄게(お小遣いあげる)」のように名詞と組み合わせて使います。
「얼마 필요해?(オルマ ピリョヘ/いくら必要?)」と返すのも自然です。「줄게」は約束のニュアンスを含む語尾です。言った以上は渡す流れになるので、冗談なら笑いながら言いましょう。
断るとき「돈 없어(トン オプソ)」
断る定番は「돈 없어(トン オプソ/お金ないよ)」です。丁寧形は「돈 없어요(トン オプソヨ)」です。冗談の「돈 줘」には、この一言で返すのがお約束になっています。
「나도 없어(ナド オプソ/私もないよ)」と返すのも定番です。お互いに「ない」と言い合って笑うのが、韓国の友達同士らしいやり取りです。
やんわりかわすユーモア表現
真顔で断りにくいときは、ユーモアでかわしましょう。「꿈 깨(クム ケ/夢から覚めな)」は冗談っぽい定番の返しです。「내가 받고 싶어(ネガ パッコ シポ/こっちがもらいたいよ)」も使えます。
関係性ができている相手にだけ使うのがコツです。かわすフレーズは笑顔とセットが鉄則です。言葉だけ切り取るときつく聞こえる場合があります。
FAQ:韓国語「お金ください」に関するよくある質問
「トンジュセヨ」と「ドンジュセヨ」どちらの表記が正しい?
どちらも同じ「돈 주세요」を指しています。語頭の「ㄷ」は日本語のタ行とダ行の中間の音だからです。文頭では「ト」に近く聞こえます。
カタカナはあくまで補助です。正確な音はハングルと音声で確認するのがおすすめです。表記の揺れに神経質になる必要はありません。
「돈 주세요」は失礼な言い方になりますか?
丁寧形なので文法的には失礼ではありません。ただし内容が直接的な金銭要求です。目上の人や親しくない相手には避けるべき表現です。
家族や友達との会話、冗談の場面なら問題ありません。失礼かどうかは言葉より関係性で決まると考えてください。
「お金ちょうだい」と「お金ください」の違いは?
「お金ちょうだい」にあたるのが「돈 줘(トン ジョ)」です。「お金ください」が「돈 주세요」です。違いは語尾の丁寧さだけです。
「줘」はタメ口、「주세요」は敬語です。日本語の「ちょうだい」と「ください」の関係とほぼ同じなので、感覚的に使い分けられます。
「おごってください」は韓国語で何と言いますか?
「사 주세요(サ ジュセヨ)」と言います。直訳は「買ってください」です。「밥 사 주세요(パプ サ ジュセヨ)」で「ご飯おごってください」になります。
「한턱 내(ハントク ネ/おごれよ)」という言い方もあります。「돈 주세요」より「사 주세요」の方が使う頻度は高いフレーズです。あわせて覚えておきましょう。
発音が不安な場合はどう伝えればいいですか?
指差しやジェスチャーを併用しましょう。財布を指しながら言えば、多少の発音ミスは文脈で伝わります。翻訳アプリの音声機能に読み上げてもらう方法もあります。
練習するなら「돈」と「똥」を交互に発音して録音してみてください。自分の耳で違いを確認すると、上達のスピードが変わります。
まとめ:韓国語「お金ください」は発音と丁寧さの使い分けが鍵
「돈 주세요」は短いフレーズですが、平音と濃音の区別、敬語レベルの選択、使う場面の見極めという韓国語学習の要点が詰まっています。この1フレーズを深掘りした経験は、ほかの表現を学ぶときの土台になります。
次の一歩としておすすめなのは、音声を使った練習です。ネイティブ音声付きの辞書サイトやアプリで「돈」と「똥」を聞き比べてみてください。濃音の感覚がつかめると、「까(カ)」「따(タ)」「빠(パ)」などほかの濃音も聞き取れるようになります。あわせて「주세요」を使うフレーズを1日1つ増やしていくと、旅行会話の実用レベルに早く届きます。まずは今日、「돈 주세요」を軽く息を混ぜて3回、声に出してみてください。
参考文献
- 「『お金(おかね)』を韓国語では?現金、紙幣(お札)、小銭など」-「コネルWEB」
- 「돈을 빌려주다とは、お金を貸すの韓国語ページ」-「Kpedia」
- 「『お金』を韓国語では?『돈』の意味と関連単語を解説」-「コリアブック」
- 「韓国語で『お小遣いちょうだい』はこう言います。」-「これでOK!韓国語」
- 「韓国語で『いくらですか』『これください』って何て言う?」-「ダイヤモンド・オンライン」
