急な出費で今日中に現金が必要になる場面は、誰にでも起こります。お金をすぐに借りる方法はいくつかありますが、選び方を間違えると時間も利息もムダになります。即日融資に対応した借入先と、申込の締切時間を知っているかどうかで結果は大きく変わります。
この記事では、お金をすぐに借りたい人に向けて7つの方法を整理しました。審査の仕組み、無利息期間の使い方、違法業者の見分け方まで順番に解説します。読み終えるころには、自分に合った借入先と今日やるべき手順がはっきりします。※記載の条件は2026年7月時点の情報です。申込前に必ず公式サイトで最新の内容を確認してください。
お金をすぐに借りたい時に最初に確認すべきこととは?
焦って申し込む前に、確認すべきことが3つあります。緊急度、必要な金額、そして申込条件です。この3つを整理するだけで、借入先の候補は自然に絞れます。ここでの数分が、あとの数時間を節約してくれます。
今日中に必要か・数日待てるかで選択肢が変わる
まず「いつまでに必要か」を決めてください。今日中なら、選択肢は消費者金融カードローンやクレジットカードのキャッシング枠などに絞られます。銀行カードローンや公的融資は、入金まで数日から数週間かかるからです。
逆に、2〜3日待てるなら銀行カードローンも候補に入ります。1週間以上待てるなら、無利子の公的融資も検討できます。緊急度が下がるほど、金利の低い借入先を選べます。急ぎかどうかの見極めが、支払う利息の総額を左右します。
いくら必要かで申込先を絞り込む
必要額が数万円なのか、数十万円なのかでも選択肢は変わります。5万円程度なら、クレジットカードのキャッシング枠や質屋でも十分に対応できます。10万円以内で生活費に困っているなら、緊急小口資金という無利子の公的制度もあります。
一方、まとまった金額が必要ならカードローンが現実的です。ただし借りられる上限は年収によって決まります。必要額は「最低限いくらあれば足りるか」で考えるのがコツです。多めに借りると、そのぶん利息の負担が増えます。
安定収入など申込条件を満たしているか確認する
カードローンの申込条件は、多くの場合「20歳以上で安定した収入があること」です。正社員である必要はありません。パートやアルバイトでも、毎月収入があれば申込できます。
無職で収入がない場合、カードローンの審査には通りません。その場合は、公的融資や質屋、契約者貸付など審査の仕組みが異なる方法を検討します。自分が条件を満たす方法だけに申し込むことが、時間のロスを防ぐ最短ルートです。
お金をすぐに借りる方法7選
お金をすぐに借りる方法は、大きく分けて7つあります。スピード重視のものから、利息を抑えられるものまで性質はさまざまです。まずは全体像を表で確認し、そのあと1つずつ見ていきましょう。
| 方法 | 借入までの目安 | 金利の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 消費者金融カードローン | 最短即日 | 年3.0〜18.0%程度 | 今日中に借りたい人 |
| 銀行カードローン | 数日〜1週間程度 | 年1.5〜15.0%程度 | 金利を抑えたい人 |
| クレカのキャッシング枠 | 即時(枠がある場合) | 年15.0〜18.0%程度 | 少額を今すぐ使いたい人 |
| 質屋・アプリ担保 | 即日 | 月1.0〜8.0%程度 | 審査を受けたくない人 |
| 公的融資制度 | 1週間程度〜 | 無利子〜年1.5% | 生活費に困っている人 |
| 給与前払い・従業員貸付 | 会社による | 制度による | 勤務先に制度がある人 |
| 生命保険の契約者貸付 | 最短即日〜数日 | 年2.0〜6.0%程度 | 貯蓄型保険がある人 |
1.消費者金融カードローン(最短即日で借りられる)
今日中に借りたい人の第一候補が、大手消費者金融のカードローンです。申込から契約までスマホだけで完結します。審査は最短で数分から数十分です。契約後は、24時間振込やスマホATMで現金を引き出せます。
金利は上限で年18.0%程度と高めです。ただし、初めての契約なら30日間の無利息期間が付く会社が多くあります。短期間で返済できるなら、無利息期間を使うことで利息ゼロも可能です。スピードと使い方しだいでコストを抑えられる方法です。
2.銀行カードローン(金利を抑えて借りられる)
銀行カードローンの魅力は金利の低さです。上限金利は年14.0〜15.0%程度が中心で、消費者金融より数%低く設定されています。長期間の借入や、大きめの金額を借りる場合に差が出ます。
弱点はスピードです。銀行カードローンは審査に加えて所定の確認手続きがあり、融資は早くても翌営業日以降になるのが一般的です。「今日は間に合わないが、数日なら待てる」という人に向いた選択肢です。急ぎ具合と金利のバランスで判断してください。
3.クレジットカードのキャッシング枠(審査なしで当日利用できる場合がある)
手持ちのクレジットカードにキャッシング枠が付いていれば、新たな審査なしでお金を借りられます。コンビニATMにカードを入れて引き出すだけです。アプリから振込キャッシングできるカードもあります。
枠が付いているかは、会員サイトや利用明細で確認できます。金利は年15.0〜18.0%程度で、消費者金融と同水準です。すでに枠がある人にとっては、最速の借入方法といえます。枠がない場合は追加の審査が必要になるため、急ぎには不向きです。
4.質屋・アプリ担保サービス(信用情報の審査がない)
質屋は、品物を担保に預けてお金を借りる仕組みです。ブランド品、時計、貴金属、スマホなどが対象になります。信用情報の審査がないため、収入や借入状況を問われません。査定が終われば、その場で現金を受け取れます。
返済できなくても、預けた品物を手放すだけで済みます。督促や信用情報への影響はありません。ただし質料(利息にあたる費用)は月単位でかかり、年率に直すと高めです。「審査に通らないが、売りたくない品物がある」人に合う方法です。
5.公的融資制度(緊急小口資金など無利子・低金利)
生活費に困っている場合は、国の生活福祉資金貸付制度を検討してください。中でも緊急小口資金は、緊急かつ一時的に生計の維持が難しくなった世帯が対象です。10万円以内を無利子、保証人不要で借りられます。窓口は市区町村の社会福祉協議会です。
入金までは最短でも1週間程度かかります。今日中には間に合いません。それでも、無利子で借りられる公的制度は、条件に合うなら最優先で検討する価値があります。カードローンで借りる前に、窓口へ電話で相談してみてください。
6.勤務先の給与前払い・従業員貸付制度
働いた分の給与を前倒しで受け取れる「給与前払い制度」を導入する会社が増えています。すでに働いた分を受け取るだけなので、借金にはなりません。信用情報にも影響しません。
会社によっては、従業員向けの貸付制度を設けている場合もあります。金利は低めに設定されていることが多いです。まずは就業規則や総務部で、制度の有無を確認してみてください。外部で借りる前に、社内の仕組みを使えないか調べる価値はあります。
7.生命保険の契約者貸付(解約せずに借りられる)
終身保険や養老保険など、解約返戻金のある保険に入っている人は契約者貸付を使えます。解約返戻金の7〜9割程度を目安に借りられる制度です。保険を解約する必要はなく、保障も続きます。
審査はなく、金利は年2.0〜6.0%程度とカードローンより低めです。ネット手続きに対応した保険会社なら、最短即日で振り込まれる場合もあります。貯蓄型の保険に加入しているなら、真っ先に確認したい方法です。保険証券か契約者ページで対象かどうかを調べてみてください。
即日融資は消費者金融が早い理由とは?
7つの方法の中で、審査ありの借入として最速なのが消費者金融です。なぜ銀行より早いのか、疑問に思うかもしれません。理由は申込から融資までの仕組みにあります。仕組みを知ると、スムーズに借りるためのポイントも見えてきます。
WEB完結申込とデジタル契約の仕組み
大手消費者金融は、申込から契約までのすべてをWEB上で完結できます。本人確認はスマホのカメラで書類と顔を撮影する方式が主流です。店舗に行く必要も、書類を郵送する必要もありません。
契約書もデジタルで交付されます。カードの発行を省略し、アプリだけで取引する形も選べます。郵送物なしを選べば、自宅に書類が届くこともありません。手続きの全工程がオンライン化されているからこそ、当日中の融資が実現しています。
審査が短時間で終わる審査体制
消費者金融の審査は、スコアリングと呼ばれる自動判定システムが中心です。申込内容と信用情報をもとに、機械的に評価が進みます。人の手による確認は必要な部分に絞られています。
このため、審査回答は最短で数分から数十分です。審査が早いことと、審査が甘いことは別物です。見られる項目は銀行と大きく変わりません。スピードは仕組みの差であって、基準が緩いわけではない点は覚えておいてください。
スマホATM・24時間振込に対応している
契約後の受け取り方法も進化しています。多くの大手消費者金融は、原則24時間365日の振込融資に対応しています。夜間や休日でも、数十秒から数分で自分の口座に入金されます。
セブン銀行やローソン銀行のATMなら、アプリのQRコード操作で現金を引き出せます。カードは不要です。「契約したのに受け取れない」という事態が起きにくい仕組みになっています。受け取り手段の多さも、即日融資を支える要素の1つです。
当日中に借りるための申込手順とは?
仕組みがわかったところで、実際の手順に進みます。当日中に借りるには、準備と時間管理がすべてです。書類の不備が1つあるだけで、審査は翌日に持ち越されます。ここでは失敗しないための流れを具体的に説明します。
申込前に準備しておく本人確認書類・収入証明書類
申込前に、本人確認書類を手元に用意してください。運転免許証かマイナンバーカードがあればスムーズです。スマホでの本人確認に対応した書類を使うと、確認が早く終わります。
収入証明書類は、借入希望額が50万円を超える場合などに必要です。給与明細書や源泉徴収票が該当します。書類の不備は、即日融資に失敗する最大の原因です。申込ボタンを押す前に、書類をそろえておくことが成功の条件になります。
申込から入金までの具体的な流れ
当日中に借りる流れは、次の5ステップです。
- 公式サイトかアプリから申込フォームを送信する
- スマホで本人確認書類を提出する
- 審査結果の連絡を待つ(最短数分〜数十分)
- 契約内容を確認して契約を完了する
- 振込依頼またはスマホATMで借り入れる
途中で電話やメールの確認が入る場合があります。連絡にすぐ応答できる状態にしておくと、審査が止まりません。申込内容は正確に入力してください。誤りがあると確認に時間がかかり、当日中に間に合わなくなります。
審査受付の締切時間に間に合わせるコツ
即日融資には、各社が定める締切時間があります。「21時までに契約完了で当日振込」のように、審査受付と契約完了の期限が決まっています。夜に申し込むと、審査回答が翌日になる場合があります。
余裕を持つなら、午前中から午後の早い時間に申し込むのが安全です。平日の日中は審査がスムーズに進みやすい時間帯です。申込前に、公式サイトで「何時までの契約で当日中に借りられるか」を必ず確認してください。この一手間が、当日融資の成否を分けます。
カードローンの審査では何を見られる?
手順どおりに進めても、審査に通らなければ借りられません。審査で何を見られるのかを知っておくと、不安はかなり減ります。落ちやすいパターンを避けることもできます。ここでは審査の中身を具体的に見ていきます。
審査で確認される主な項目(収入・信用情報・他社借入)
審査で見られるのは、主に「返済能力」と「信用情報」です。返済能力は、収入額よりも安定性が重視されます。毎月決まった収入があるかどうかがポイントです。
信用情報は、CICやJICCといった信用情報機関に登録されたデータです。過去のクレジットやローンの利用履歴、延滞の有無、他社からの借入件数と金額が確認されます。審査は「いくら稼いでいるか」より「きちんと返してきたか」を見ています。年収が高くても、延滞歴があれば不利になります。
在籍確認の方法と電話なしで進められるケース
在籍確認は、申告した勤務先で本当に働いているかを確かめる手続きです。職場に電話がかかるイメージが強いですが、現在は事情が変わっています。大手消費者金融の多くは、原則として電話での在籍確認を行わない方針を公表しています。
電話の代わりに、給与明細書や社員証などの書類で確認する方式が主流です。電話が必要になる場合も、事前に本人へ同意を取る運用が一般的です。職場に知られたくない人は、申込前に「電話による在籍確認なし」を明記している会社を選んでください。不安なら、申込後にコールセンターへ相談する方法もあります。
審査に落ちやすい人の特徴と申込前の対策
審査に落ちやすいパターンには共通点があります。代表的なのは次のようなケースです。
- 直近で延滞や滞納の記録がある
- 他社借入がすでに年収の3分の1に近い
- 短期間に複数社へ申し込んでいる
- 申込内容に誤りや虚偽がある
特に注意したいのが申込件数です。短期間に何社も申し込むと、その履歴が信用情報に残ります。まずは1社に絞って申し込むのが鉄則です。虚偽の申告は審査通過をむしろ遠ざけます。年収や他社借入は正直に入力してください。
無利息期間を使うと利息はいくら減る?
審査に通ったら、次に気になるのは利息です。消費者金融の金利は高めですが、無利息期間を使えば負担を大きく減らせます。仕組みと計算方法を知っておくと、返済の計画が立てやすくなります。数字で具体的に確認していきましょう。
初回契約者向け無利息サービスの仕組み
大手消費者金融の多くは、初めて契約する人向けに30日間の無利息サービスを用意しています。期間中は利息が1円もかかりません。開始のタイミングは「契約日の翌日から」が一般的です。
注意したいのは、「借入日から」ではない点です。契約だけして借入を先延ばしにすると、無利息期間が減っていきます。契約したらすぐ借りて、期間内に返すのが最も得な使い方です。適用条件は会社ごとに違うため、契約前に確認してください。
利息の計算方法と日割りの考え方
カードローンの利息は日割りで計算されます。計算式は「借入残高×金利÷365日×利用日数」です。借りた日数の分だけ利息がかかる仕組みです。
たとえば10万円を年18.0%で30日間借りた場合を考えます。利息は10万円×0.18÷365×30で約1,479円です。1ヶ月程度の借入なら、利息は思ったより大きくありません。逆に、返済が長引くほど利息は膨らみます。日割りの感覚を持っておくと、借りすぎの防止にもつながります。
短期返済した場合の利息シミュレーション
無利息期間を使った場合と使わない場合を比べてみます。10万円を年18.0%で借りたケースです。
| 返済までの期間 | 無利息期間なし | 30日間無利息あり |
|---|---|---|
| 30日で完済 | 約1,479円 | 0円 |
| 60日で完済 | 約2,958円 | 約1,479円 |
| 90日で完済 | 約4,438円 | 約2,959円 |
給料日やボーナスで完済できる見込みがあるなら、無利息期間の効果は大きいです。「いつ、いくらで完済するか」を借りる前に決めておいてください。返済のゴールを決めてから借りることが、利息を最小にする唯一の方法です。
総量規制とは?借りられる上限額のルール
いくらでも借りられるわけではありません。貸金業法には「総量規制」というルールがあります。借入の上限を定めた仕組みです。このルールを知らないと、「審査に落ちた理由がわからない」という事態になります。上限の考え方を整理しておきましょう。
年収の3分の1までしか借りられない理由
総量規制とは、貸金業者からの借入合計を年収の3分の1までに制限するルールです。年収300万円の人なら、上限は100万円になります。この金額には、他社からの借入もすべて含まれます。
目的は、借りすぎによる生活破綻を防ぐことです。総量規制は借り手を守るためのルールであって、業者の都合ではありません。すでに年収の3分の1近くを借りている人は、新規の審査に通りません。自分の借入合計を先に把握しておくことが大切です。
専業主婦・学生・パートでも借りられるのか
総量規制は「本人の年収」が基準です。そのため、収入のない専業主婦(主夫)は、貸金業者から単独で借りることができません。配偶者の同意を得て借りる「配偶者貸付」という制度はありますが、対応している業者は限られます。
学生やパート、アルバイトの場合は、本人に安定収入があれば申込できます。収入の形よりも「毎月継続して収入があるか」が判断基準です。ただし借入上限は年収の3分の1までなので、借りられる金額は収入に応じて小さくなります。
総量規制の対象外となる借入の種類
総量規制の対象は、貸金業者からの個人向け貸付です。すべての借入が対象になるわけではありません。対象外の代表例は次のとおりです。
- 銀行カードローン(貸金業法ではなく銀行法の対象)
- 住宅ローンや自動車ローン
- 複数の借入を1本化する「おまとめローン」
- クレジットカードのショッピング利用分
銀行カードローンは総量規制の対象外ですが、各銀行が独自の基準で融資額を管理しています。「対象外=いくらでも借りられる」ではありません。キャッシング枠は総量規制の対象になる点も、あわせて覚えておいてください。
「審査なし・ブラックOK」の業者が危険な理由とは?
総量規制や審査の壁に直面すると、「審査なし」という言葉が魅力的に見えてきます。しかし、正規の業者で審査なしの融資はありえません。そうした広告を出すのは違法業者です。手口と見分け方を知り、被害を防いでください。
違法業者(闇金)の典型的な手口
「審査なし」「ブラックOK」「即日現金」をうたう業者は、闇金と考えて間違いありません。法律の上限を大きく超える金利を請求し、暴力的な取り立てを行います。一度借りると、完済させずに搾取し続けるのが手口です。
最近は形を変えた違法貸付も増えています。給与を買い取る名目の「給与ファクタリング」や、商品売買を装う「後払い現金化」などです。名前や形式が違っても、実態が貸付なら貸金業法の規制対象です。SNSでの「個人間融資」も、闇金の勧誘窓口になっているケースが多く報告されています。
貸金業登録番号で正規業者を確認する方法
正規の貸金業者は、国か都道府県への登録が義務付けられています。登録業者には「関東財務局長(○)第○○号」のような登録番号があります。広告や公式サイトに必ず表示されています。
この番号は、金融庁の「登録貸金業者情報検索サービス」で照合できます。聞いたことのない業者から借りる前に、必ず検索してください。登録が確認できない業者は違法です。番号を偽って表示する業者もいるため、社名と番号の両方が一致するかまで確認すると確実です。
被害に遭った・遭いそうな時の相談先
闇金からの借入は、法律上返済義務が生じないと解釈されるケースがあります。1人で抱え込まず、すぐに専門機関へ相談してください。主な相談先は次のとおりです。
- 警察相談専用電話(#9110)
- 日本貸金業協会の貸金業相談・紛争解決センター
- 法テラス(日本司法支援センター)
- 闇金対応の実績がある弁護士・司法書士
取り立てが始まっている場合は、警察と弁護士への相談を並行して進めます。「借りた自分が悪い」と考えて我慢する必要はありません。相談が早いほど、被害は小さく抑えられます。
急がないなら検討したい低金利の借入先とは?
ここまでスピード重視の方法を中心に見てきました。ただ、数日から数週間待てるなら話は変わります。金利の低い借入先を選ぶことで、返済総額を大きく減らせるからです。急がない人向けの選択肢を改めて整理します。
銀行カードローンの金利水準と申込の流れ
銀行カードローンの上限金利は年14.0〜15.0%程度です。消費者金融の年18.0%程度と比べると、3%前後低くなります。借入額が大きいほど、返済期間が長いほど、この差は効いてきます。
申込はWEBで完結する銀行が多く、普段使っている銀行なら手続きも簡単です。融資までは数日から1週間程度を見てください。「今週中に借りられれば間に合う」なら、銀行カードローンが有力候補です。口座を持っている銀行から検討すると、手続きがスムーズに進みます。
緊急小口資金・生活福祉資金貸付の対象者と申請窓口
生活福祉資金貸付制度は、低所得世帯や高齢者世帯などを対象にした公的制度です。緊急小口資金なら10万円以内を無利子で借りられます。より大きな生活再建資金として、総合支援資金などの種類もあります。
窓口は、住んでいる市区町村の社会福祉協議会です。申請には住民票や収入がわかる書類などが必要になります。生活費に困って借入を繰り返している人ほど、カードローンより先に公的制度を検討すべきです。まずは電話で、自分が対象になるかを相談してみてください。
定期預金担保貸付・契約者貸付の使いどころ
銀行に定期預金がある人は、自動貸越(定期預金担保貸付)を使えます。定期預金を解約せずに、預金額の9割程度まで借りられる仕組みです。金利は定期預金の利率に0.5%程度を上乗せした水準で、非常に低くなります。
貯蓄型の生命保険がある人は、前述の契約者貸付が使えます。どちらも審査がなく、自分の資産を担保にする安全な借り方です。「解約するほどではないが、一時的に現金が足りない」場面に最適です。外部から借りる前に、自分の資産で対応できないかを確認してください。
借りる前に知っておきたい返済の注意点とは?
借りる方法が決まっても、まだ終わりではありません。借入は返済までがセットです。返済でつまずくと、信用情報に傷が付き、次の借入や契約に影響します。借りる前の段階で、返済の注意点を押さえておきましょう。
無理のない返済計画の立て方
返済計画の基本は、毎月の返済額を「固定費を引いた残りで無理なく払える金額」に設定することです。最低返済額だけを払い続けると、元金がなかなか減りません。利息の総額も増えていきます。
余裕がある月は、追加返済(繰上返済)を活用してください。多くのカードローンは、アプリやATMからいつでも追加返済できます。完済日を先に決めて、そこから逆算して返済額を設定するのが正しい順序です。公式サイトの返済シミュレーションを使うと、具体的な数字がすぐにわかります。
延滞した場合に起こること(信用情報・遅延損害金)
返済日に遅れると、遅延損害金が発生します。利率は年20.0%程度に設定されていることが多く、通常の利息より高くなります。電話やメールでの督促も始まります。
延滞が長引くと、信用情報機関に延滞の記録が登録されます。長期の延滞は「異動」情報として残り、その後5年程度は新規のローンやクレジットカードの審査に通りにくくなります。たった1回の長期延滞が、住宅ローンや携帯の分割購入にまで影響します。返済日を忘れないよう、口座振替やアプリの通知を設定しておいてください。
返済が苦しくなった時の相談窓口
返済が難しくなったら、放置せずに動くことが重要です。最初の相談先は借入先のコールセンターです。事情を伝えれば、返済額や返済日の調整に応じてもらえる場合があります。
複数社からの借入で首が回らない状態なら、多重債務の専門窓口を頼ってください。金融庁が案内する相談窓口、日本貸金業協会、法テラス、自治体の消費生活センターなどがあります。債務整理を含めた解決策は、専門家に相談すれば必ず見つかります。滞納を重ねる前の早めの相談が、生活再建への近道です。
よくある質問(FAQ)
ここまでの内容を踏まえて、お金をすぐに借りたい人からよく寄せられる質問に答えます。細かい疑問はここで解消してください。当てはまる項目だけ読む形でも大丈夫です。
今日中に借りるには何時までに申し込めばいいですか?
会社によって締切は異なりますが、「21時前後までの契約完了で当日振込」という設定が目安です。審査には数十分かかるため、締切の直前では間に合いません。
確実に当日中に借りたいなら、平日の午前中から夕方までに申し込んでください。申込前に、公式サイトで当日融資の締切時間を確認するのが確実です。書類を先にそろえておくと、手続きが最短で進みます。
無職・専業主婦でもお金をすぐに借りられますか?
本人に収入がない場合、カードローンの審査には通りません。総量規制により、貸金業者は年収のない人へ貸付できないためです。
ただし方法がないわけではありません。質屋や生命保険の契約者貸付なら、収入の審査なしで借りられます。生活費に困っているなら、社会福祉協議会の公的融資を最優先で検討してください。「審査なしで貸す」とうたう業者には絶対に近づかないでください。
在籍確認の電話なしで借りることはできますか?
可能です。大手消費者金融の多くは、原則として勤務先への電話連絡を行わない方針を公表しています。書類による在籍確認が主流になっています。
どうしても電話が必要な場合でも、本人の同意を取ってから実施する運用が一般的です。不安な人は「原則電話連絡なし」を明記している会社を選んでください。申込後にコールセンターへ相談することもできます。
審査なしでお金を借りる方法はありますか?
貸金業者からの借入で、審査なしはありえません。審査は法律で求められる手続きだからです。「審査なし」を掲げる業者は違法業者です。
審査という仕組み自体がない方法なら存在します。質屋、生命保険の契約者貸付、定期預金担保貸付、クレジットカードの既存キャッシング枠です。「審査に通らないから審査なし業者へ」という流れが、闇金被害の入口になります。正規の代替手段から選んでください。
家族に知られずに借りることはできますか?
WEB完結型のカードローンなら、自宅への郵送物なしで契約できます。カードレスを選べば、財布の中身から知られる心配もありません。利用明細はアプリやWEBで確認する形になります。
ただし、延滞すると督促の書面が自宅に届く可能性があります。内緒で借りるための最大の条件は、延滞しないことです。返済計画に無理がないか、借りる前に必ず確認してください。
まとめ
お金をすぐに借りる方法は、消費者金融カードローンだけではありません。手持ちのクレジットカード、質屋、契約者貸付、公的融資まで含めて比べると、自分に合う選択肢が見つかります。共通する原則は、正規の借入先を選ぶこと、完済日を決めてから借りること、この2つです。
借入とあわせて考えたいのが、次に同じ状況を作らない備えです。生活費の1ヶ月分を予備費として確保するだけで、急な出費への耐性は大きく変わります。家計の見直しは、自治体の消費生活センターやファイナンシャルプランナーへの相談でも進められます。まずは今日、必要書類の準備と借入先の公式サイト確認から始めてください。
参考文献
- 「貸金業法のキホン」- 金融庁
- 「登録貸金業者情報検索サービス」- 金融庁
- 「お借入れは年収の3分の1まで(総量規制について)」- 日本貸金業協会
- 「生活福祉資金貸付制度」- 厚生労働省
- 「生活福祉資金」- 全国社会福祉協議会
- 「多重債務についての相談窓口」- 金融庁
